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マレビノ 2023 モーリッツ・キッシンガー / Marebino 2023 Moritz Kissinger

3,190円

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生産者:モーリッツ・キッシンガー 産地:オーストリア、ラインヘッセン ぶどう品種:ショイレーベ タイプ:白 容量:1000ml  多くを語ろうとしないカーステンからは老練な雰囲気すら感じられます。2017年のファーストリリースからワインの完成度は驚くほど高く、国内外のラインラヴァー達から注目されています。彼は、インゲルハイム・アム・ラインで1872年から続くワイナリーの6代目当主となり、インゲルハイム周辺に北、東、西向きの畑を所有しています。昔はエクスレ度数重視のワイン造りが一般的だったため、南向きの斜面を所有していなかったザールヴェヒターは度々周囲から憐憫の眼差しを送られたといいます。暑さが嘆かれる昨今、その「向き」が翻ってカーステンの背中を押す風になっています。彼が手掛けるのはピノ・ブラン/グリやシルヴァーナ、シャルドネなどで、アスマンスハウゼンのスレート土壌、インゲルハイムの石灰岩土壌の2つの全く異なるタイプの土壌でシュペートブルグンダーを造っています。現場で経験を積むことが最優先だと考えたカーステンは醸造学校で学ぶと言う決断はせず、ドイツやフランスで多くの研修を重ねました。   父親が営むワイナリーに帰り、2017年に初めて自分のワインを造るまで約10年の歳月を要します。それほどカーステンには色々と経験を積んだ上で、自分の力量を試してみたかったという想いがありました。インゲルハイムに帰った彼は、まず自然に、そしてその土地に忠実なワインを造ることを決めます。畑から醸造のあらゆる場面において不介入主義を貫き、また、この地の在来種とも言われているシルヴァーナーにも大きく注目しています。  今回のワインは、1000mlで日本専売の「マレビノ」というワインです。今取引のある多くの生産者の中でも、モーリッツとは仲が良く、頻繁にワインの話をします。まだワインを造り始めて間もないにも関わらず、ドイツ国内ではスター生産者のような扱いを受けている彼のワインに、もう少しリラックス感が欲しいと長らく感じていた僕は、全量購入するという前提で、日本専売のワインを造って欲しいと提案しました。既存のお客さんの目を気にしないで、一度自由に肩の力を抜いて彼がワインを造ったらどうなるかということを知りたかったので打診してみました。  今回つけた「マレビノ」という名前は、僕が2年ほど奄美大島に住んでいた時に、「仮に奄美大島にワインバーみたいなものを造るとしたらどのようなものにしたいか」と妄想していた時に思いついた名前です。  まず、奄美は海に囲まれているので単純に「Mare(海)Vino(ワイン)」。そして、島の住人や観光客のみならず、悠久の時を経て島の文化の形作ってきた島人の祖霊も集まってくるような温かい場所にしたいという思いから「希人・まれびと」という言葉もかけました。この「希人・まれびと」という名前は民俗学の折口信夫が提示した概念で、人々を祝福するために毎年常世から来訪する祖霊を指す言葉です。  祖霊信仰は琉球列島に未だに色濃く見られ、僕自身も奄美における盆行事の盛り上がりを見た時は日本の原風景をみた気持ちで、深く感動しました。海、ワイン、そして祖霊を供養する心を忘れないような場所。そこから「Marebino」という名前が生まれました。エチケットの絵は、その時僕がなんとなく書いた落書きを、観光に来ていた母親が偶然見つけ、何気なく版画にしてできたもので、完成した絵を見た時、Marebinoのエチケットにしようと決めたものです。 (輸入元資料より) テイスティングコメント: 色は僅かに濁りのあるグリーンイエロー。液体にかなりのとろみが有ります。和梨や青リンゴ、白桃に青草の混ざる、爽やかな香り。味わいは夏みかんやグレープフルーツ、パイナップルなどのフレッシュな果実感に続く柑橘類の皮をかじった様な軽やかな苦味、後には強めの酸味が有り、度数は11.5%と低くグビグビと飲める白ワインです。亜硫酸無添加ですが2日目もネガティブな要素は感じず、初日同様爽やかな味わいが続きます。

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