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泡/白/オレンジ/ロゼ/赤ワインの入ったナチュラルワイン6本セット

17,000円

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20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

 今月から春夏仕様のセットです。白ワインが2本に泡、ロゼ、オレンジ、赤ワインが各1本入ったナチュラルワインの6本セットとなっております。  今回は希望小売価格の税込合計が19,690円のところ、全国送料無料で税込17,000円と大変お得なセットとなっております。 セット内容 ゴッド・セーヴ・ザ・ワイン 2022年(ロぜ微発泡) 生産者:イル・ファルネート 産地:イタリア、エミリア・ロマーニャ ぶどう品種:70%がランブルスコ系(マエストリ、サラミーノ、マラーニ)、残り30%はマルヴァジーア・ディ・カンディア  当主であるマルコ・ベルトーニは、幼い頃から見てきたワイン造りに強い憧れを持ってきました。2000年に8ha放棄地を手に入れ、ブドウ栽培を開始します。効率を考えた近代的な農業を嫌うマルコ、あくまでも手作業を中心とし、ビオディナミ式の農業を取り入れつつ、自然環境を尊重した循環型の栽培を追求しています。畑では一切の農薬、肥料(堆肥さえも)を使用せず、ボルドー駅についても、畑を開始した2001年よりほとんど使ってません。  「自分にとってマルツェミーノやスペルゴラは、とても身近なワインだった、それこそ常にテーブルにある、そんな存在。だから無為に凝縮したワインを造ることよりも、当たり前にあった風景や、伝統を残していきたいんだ。」そう話す彼。あくまでもテーブルワインとしての存在を求める、反対を言えばそんな当たり前の事さえなくなりかけている現実に、逆らうこと。これこそが彼を動かした原動力といえます。  醸造においては、少なからず温度の管理はするものの、不必要な酵母添加を行わず、ごく最低限の亜硫酸を使用するのみです。 (輸入元資料より) テイスティングコメント: マルヴァジーアは10日間程度のマセラシオン、黒ぶどうは2〜3日の軽いマセラシオン。スペルゴラの果汁を加えて瓶内二次発酵させた、穏やかな泡立ちでオレンジがかったロゼ色の微発泡。リリース当初に感じた還元による硫黄の香りはほぼ無くなり、木苺やスイカ、杏子や桃の香りが広がります。味わいはピーチティーやザクロ、クランベリー、オレンジの果実感に続く軽やかなタンニン、ロゼともオレンジとも言い切れない複雑な味わい、度数も低く後にはビールの様な心地よい苦味が有るので、冷やしてグビグビ飲むには最適な微発泡です。 マレビノ 2023年(白ワイン) 生産者:モーリッツ・キッシンガー 産地:ドイツ、ラインヘッセン ぶどう品種:ショイレーベ  多くを語ろうとしないカーステンからは老練な雰囲気すら感じられます。2017年のファーストリリースからワインの完成度は驚くほど高く、国内外のラインラヴァー達から注目されています。彼は、インゲルハイム・アム・ラインで1872年から続くワイナリーの6代目当主となり、インゲルハイム周辺に北、東、西向きの畑を所有しています。昔はエクスレ度数重視のワイン造りが一般的だったため、南向きの斜面を所有していなかったザールヴェヒターは度々周囲から憐憫の眼差しを送られたといいます。暑さが嘆かれる昨今、その「向き」が翻ってカーステンの背中を押す風になっています。彼が手掛けるのはピノ・ブラン/グリやシルヴァーナ、シャルドネなどで、アスマンスハウゼンのスレート土壌、インゲルハイムの石灰岩土壌の2つの全く異なるタイプの土壌でシュペートブルグンダーを造っています。現場で経験を積むことが最優先だと考えたカーステンは醸造学校で学ぶと言う決断はせず、ドイツやフランスで多くの研修を重ねました。   父親が営むワイナリーに帰り、2017年に初めて自分のワインを造るまで約10年の歳月を要します。それほどカーステンには色々と経験を積んだ上で、自分の力量を試してみたかったという想いがありました。インゲルハイムに帰った彼は、まず自然に、そしてその土地に忠実なワインを造ることを決めます。畑から醸造のあらゆる場面において不介入主義を貫き、また、この地の在来種とも言われているシルヴァーナーにも大きく注目しています。  今回のワインは、1000mlで日本専売の「マレビノ」というワインです。今取引のある多くの生産者の中でも、モーリッツとは仲が良く、頻繁にワインの話をします。まだワインを造り始めて間もないにも関わらず、ドイツ国内ではスター生産者のような扱いを受けている彼のワインに、もう少しリラックス感が欲しいと長らく感じていた僕は、全量購入するという前提で、日本専売のワインを造って欲しいと提案しました。既存のお客さんの目を気にしないで、一度自由に肩の力を抜いて彼がワインを造ったらどうなるかということを知りたかったので打診してみました。  今回つけた「マレビノ」という名前は、僕が2年ほど奄美大島に住んでいた時に、「仮に奄美大島にワインバーみたいなものを造るとしたらどのようなものにしたいか」と妄想していた時に思いついた名前です。  まず、奄美は海に囲まれているので単純に「Mare(海)Vino(ワイン)」。そして、島の住人や観光客のみならず、悠久の時を経て島の文化の形作ってきた島人の祖霊も集まってくるような温かい場所にしたいという思いから「希人・まれびと」という言葉もかけました。この「希人・まれびと」という名前は民俗学の折口信夫が提示した概念で、人々を祝福するために毎年常世から来訪する祖霊を指す言葉です。  祖霊信仰は琉球列島に未だに色濃く見られ、僕自身も奄美における盆行事の盛り上がりを見た時は日本の原風景をみた気持ちで、深く感動しました。海、ワイン、そして祖霊を供養する心を忘れないような場所。そこから「Marebino」という名前が生まれました。エチケットの絵は、その時僕がなんとなく書いた落書きを、観光に来ていた母親が偶然見つけ、何気なく版画にしてできたもので、完成した絵を見た時、Marebinoのエチケットにしようと決めたものです。 (輸入元資料より) テイスティングコメント: ドイツ、ラインヘッセンのショイレーベ。色は僅かに濁りのあるグリーンイエロー。液体に少しとろみが有ります。和梨や青リンゴ、白桃に青草やフレッシュハーブの混ざる爽やかな香り。味わいは夏みかんやグレープフルーツ、青リンゴなどのフレッシュな果実感に続く柑橘類の皮をかじった様な軽やかな苦味、後には強めの酸味が有り、度数は11.5%と低くグビグビと飲める白ワインです。亜硫酸無添加ですが2日目もネガティブな要素は感じず、初日同様爽やかな味わいが続きます。 ヴェルエ・ヴァイス 2023年(白ワイン) 生産者:ヨハネス・ツィリンガー 産地:オーストリア、ヴァインフィアテル ぶどう品種:グリューナー・フェフトリーナー50%、リースリング25%、ムスカテラー  ヨハネス・ツィリンガーは家族経営のビオヴァイングートで、フェルム=ゲッツェンドルフ最大の功労者です。ヨハネスの父ハンスは1980年代に既にオーガニック栽培に回帰しており、オーストリアにおけるナチュラルなワイン造りの先駆者のひとりです。畑と葡萄は30年以上、健全な状態で活力を与えられています。  ヴァインフィアテル東部のこの地域は、イリュリア人とケルト人が葡萄を栽培してワインを造ったのが始まりとされています。フェルム=ゲッツェンドルフは、時のバイエルン州パッサウの修道院によって設立されました。この地域で最も古い葡萄畑Steinthal(シュタインタール)は、1520年の文献でその名を見ることが出来ます。  現在、ツィリンガー家が管理しているKellerberg(ケラーベアグ)の地下ケラーは、戦時中には防空壕として使われていました。1673年、ダヴィッド・ツィリンガーがヴァイングートを創始。1980年代までは多くの家族同様に葡萄栽培は副業であり、当時は養豚に力を入れていました。1984年にすべてを有機栽培へと転換し、1994年には純粋なワイナリーとなったのです。  ハンス・ツィリンガーは、オーストリアにおけるオーガニック栽培の先駆者の一人です。彼は当時すでに、古代の葡萄品種やクローンを探していました。オーガニック栽培の手法は養豚経験の結果から生まれました。  ハンス 『私たちの豚は、非常に過保護に育てられていましたが、しばしば病気がちでした。抗生物質を用いた治療を試みたりしたのですが、治すことが出来ず、何度か豚達を屠殺せざるを得なくなりました。1980年代、子豚たちが瘢痕から来る病気に苦しんでいた時のこと、従来の治療法は効果がありませんでした。私の父は、その昔は酢を塗付して治療したことを私に教えてくれました。そして、解決したのです。これが私の転機となりました。私はドイツの有機栽培農園を訪れ、見聞を広めました。1984年に、有機農法に転換しました。養豚を含め、様々な農業のすべてに有機栽培を実行することは不可能だったので、事業は自然と絞り込まれ、1994年にはワイン醸造を開始しました」。  彼をワイン造りに導いた決定的事項はSteinthal(シュタインタール)に植わる樹齢100年のSt.Laurent(ザンクト・ラウレント)でした。 『年を問わず、この畑は常に健全で熟した葡萄を育んでくれます。この葡萄は房は少ないものの、とても上質な葡萄です。無農薬栽培に取り組んだ契機であり、知名度の低い品種であっても同様に手間をかけます。』  今日では、30年に渡って有機で栽培された畑はヨハネスに引き継がれています。生命力を引き出された葡萄は、ヨハネスの哲学、セラーでの最低限の干渉によって、長い生命力と多彩な魅力を持ったワインへと昇華します。2013年からは葡萄の購入を止め、すべて自社栽培の葡萄によるワインとなりました。畑のコンポスト治療のために、畑には50種類ものハーブが植えられています。 『除草と殺虫の効果を持つタイムだけでなくペパーグラスやシトラス・タイムが必要です。畑の緑化だけでなく植物の保護にも繋がります。』 (輸入元資料より) テイスティングコメント: グリューナーは全房でダイレクトプレス、リースリングは除梗して24時間のスキンコンタクト、ムスカテラーは足で破砕してからプレス。色は僅かに濁りのあるイエローカラー。液体に少しガスが有ります。蜜のあるリンゴやパイナップル、グレープフルーツの砂糖漬けにフレッシュハーブなどが混ざる華やかな香り。味わいは火を入れたリンゴや白桃、熟れたグレープフルーツなどの果実感に続く軽やかな苦味、後には程よい酸が有り、度数は11.5%と低いのでストレスなく飲み進められる白ワインです。 スペクタクル 2023年(オレンジワイン) 生産者:ヨハンナ・マルコヴィッチ 産地:オーストリア、ニーダーエスターライヒ ぶどう品種:グリューナー・フェフトリーナー90%、ムスカテラー  JOMA“ヨマ”とはゲアハルト・マルコヴィッチの娘である、ヨハンナ・マルコヴィッチが手掛けたできたばかりのワイン・ブランドです。  父であるゲアハルト・マルコヴィッチは、カルヌントゥムの中で、約 50 ヘクタールの畑を所有し、国内の生産者の中でも生産量が多く、オーストリアで一番影響力のあるワイン・グルメ雑誌である FALSTAFF(ファルスタッフ)では、4 つ星を獲得。また 1999 年に“Winemaker of the year”という称号を授与しており、父マルコヴィッチのワインは国内だけでなく、国際的にも高い評価を得て、オーストリアを代表する生産者の一人。  その愛娘である Johanna“ヨハンナ”は、その家族経営ワイナリーの中で育ちました。しかし、彼女は当初ワイナリーを継ぐ考えはなく、経営学を学ぶため、ウィーンの大学へ進学。経営学を勉強しながら、ウィーンのワイン会社“WEIN&CO”(オーストリア最大のワインショップチェーン)のマーケディング部門で働き始めました。それから 3 年後、家業を手伝うことを決意。ワイナリーでは、父の下、アントレプレナーシップ(起業家精神)を勉強しながら、セラーマスターを務めていました。その後、彼女は新しい世界を見るために、2 か国でインターシップを行います。まず、ドイツ・ファルツのワイナリーFriedrich Becker(フリードリッヒ・ベッカー)で働き、収穫とシャルドネとピノ・ノワールについて学び、2020 年には、南アフリカ・スワートランドの Johan Meyer(ヨハン・マイヤー)で収穫期に働き、ナチュラル・ワインについて学びました。  様々な経験をする中、これまでの自分の経験を活かし、若くして、新しいブランド“JOMA”を立ち上げます。ヨハンナ(Johanna)の Jo と、マルコヴィッチ(Markowitsch)の Ma を組み合わせ、ブランド名を JOMA と命名。  コンセプトは、ビオ・ロジック農法で育てた葡萄の使用、伝統的な天然酵母と大きな古い樽、無清澄、無濾過、硫黄の未使用、またはボトリング時のごく少量添加(15mg/l以下の使用)。そして、低アルコール&ライトなスタイルで、より若者をターゲットとした父の生産スタイルと真逆のワインを生産する事を目的としています。  父親から学んだ技術と独自で学んだ経験を活かし、味わいや柔らかさ、ナチュラルな中にも女性らしいエレガントな要素もワインに感じ取れます。 (輸入元資料より) テイスティングコメント: 14日間のマセラシオン。色は僅かに濁りのあるイエローカラー。みかんやポンカン、和梨や白桃などの爽やかな香り。味わいは煮詰めたグレープフルーツや夏みかんなどの酸の強い果実感に柑橘類の皮をかじった様な爽やかな苦味、オレンジとしては軽やかで、グビグビ飲めるオレンジワインです。2日目もネガティブな要素は無く、3日目くらいから少し果実感が落ちてきた印象です。 ロゼ 2023年(ロゼワイン) 生産者:ヨハネス・トラプル 産地:オーストリア、カルヌントゥム ぶどう品種:ツヴァイゲルト70%、メルロ  1978年生まれのヨハネス・トラプル、丁寧で誠実な物腰にやさしい眼差し、裏腹に強く固い意志をうちに秘めている彼は若くして両親から農業を引継ぎます。  カルヌントゥムでも今や著名なWeingutであるムール・ヴァンダー・ニーポートのドリル・ムーア女史と共に、シュピッツァーベルク・ワイナリー協会の共同創始者であり、2004年ヴィンテージで特質的なクオリティを誇るブラウフレンキッシュをリリースして一躍有名になりました。  ウィーンから東へ40km、ちょうどノイジードラーゼ湖との中間にあるカルヌントゥム地域のザラスドルフ村でヨハネスの両親は複合農業を営んでいました。ワイン造りも行っておりましたが、ワイン生産地としては全くの無名の地域でした。2019年にDACに認定されたカルヌントゥムのワインも、“廉価でコスパが良く飲みやすい、ゆえにウィーンのカジュアルレストランでよく飲まれていた”、そんな認知をされていた時代でした。  ワイン造りのみに集中するか、両親が営んできた複合農業を続けるか、ヨハネスの人生の最初の大きな選択は早くも20代半ばにやってきます。 ワインか食品の道へ進めば将来は約束されているはずだ、と信じるヨハネスはまずは農業の職業訓練学校へ進みます。1998年に卒業、その後すぐにさらなる実践的なワイン造りの経験を求めてカリフォルニアはナパにある“カーディナルワイナリー”に研修に行きます。  ナパで数多の経験を得たのはもちろん、多くの仲間や同業者、沢山の優れたワインとの出会いにも恵まれます。ナパでの仕事を評価され、遂にはカリフォルニアで働くいくつかの好条件のオファーをもらうまでになりましたが、両親と話し合った結果、彼が選んだのは実家へ戻る道でした。  2003年、両親は彼に事業の全ての権限(全てのブドウ畑0.5ha含む)をヨハネスに譲ります。大きな責任と共に。若干25歳にして家族の財産と歴史を受けついだ彼ですが、有り余るエネルギーを満たすにはそれでも足りず、現在カルヌントゥム最良のブラウフレンキッシュ生産地に成長したシュピッツァーベルグで、同様に最大の生産者へと成長したムール・ヴァンダー・ニーポートでも同時に働き始めます。  彼がいう“Fighting Years”という年月がここから始まります。 (輸入元資料より) テイスティングコメント: 色は濁りのないオレンジがかったピンク色。ザクロや梅、熟れたイチゴ、少しハーブや青さのある香りが混ざります。味わいは熟れたイチゴやアセロラ、オレンジの果実感に続く軽やかなタンニン、後にはたっぷりとした旨みがあり、コストパフォーマンスの良いロゼです。ネガティブな要素は無く、数日に渡って楽しめます。 デュック・デ・ノーヴ 2021年(赤ワイン) 生産者:シャトー・ル・ピュイ 産地:フランス、ボルドー ぶどう品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン  400年続くボルドーのビオディナミ・シャトー。生態系が保たれた畑で独自のビオディナミ農法を続けています。  『生物多様性が重要。森を残し生態系を整えるようにしている。有機栽培を持続させる為に』  現在「シャトー・ル・ピュイ」の敷地は 60ha有ります。その内、葡萄を植えているのは 38ha のみです。残る敷地には森や沼をそのまま残していて、広大な土地で馬や牛が草を食んでいます。  『葡萄畑の周囲の生態系を保てば蜂が受粉を手伝い、そこに住む動植物やミミズが土壌を活性化する。葡萄は自然と共存する』  葡萄樹が蜘蛛に襲われることもあるが、しばらくすれば 蜘蛛の天敵の昆虫がやってきて退治してくれる。この時、蜘蛛を化学で排除すれば蜘蛛が食べるアブラムシに葡萄樹は害を受ける。自然が解決することに人間が手を出してはいけない。  『テロワールのを味わいに表現できるのは、土中にいる微生物の唾液のお陰だ』  「シャトー・ル・ピュイ」の畑には1立方メートル当たり2億5,000万匹の微生物が住んでいる。目には見えないが、まとめると約150グラム。 微生物は葡萄の根に張り付き、樹液の中の糖分を吸い上げる。その後、彼らが吐き出す酸性の唾液が 土中のカルシウムを溶かす事で土中にミネラルが豊かに含まれる様になる。  『ミネラルこそが土地の個性。昔はラトゥールもラフィ ットにもミネラルがあった。土が生きていた。今のボルドーに鉄やマグネシウムを感じることはない』  現当主「アモロー」氏によると土中のミネラルを葡萄樹が吸い上げる事こそがテロワールを葡萄に蓄える事になると言います。  『土中の微生物が欠かせない。一度でも除草剤や化学薬品を使えば微生物は激減してしまう』  必然的にテロワールを表したワインは造れなくなると考えています。  「シャトー・ル・ピュイ」ではワインに余計な樽の要素を残さない為、全て3年から15年の古樽を使用します。 醸造過程において補糖、人口酵母の添加、濾過・清澄は一切行いません。1994年からは息子の「パスカル」と共にSO2無添加 のキュヴェ「バルテルミ」と「マリー・セシル」を造っています。  『他のキュヴェでは気化させたSO2を通常の造り手の1/10程度だけ使用している』  「バルテルミ」は最初に酸化防止剤の使用を自問した9代目の名にちなんでいる赤ワイン。「マリー・セシル」はセミヨン100%。収穫後、古樽で 発酵及び熟成を行い「バルテルミ」と同じく SO2を一切使わずに仕上げています。どのキュヴェも瓶詰は月の動きに注意し、満月から徐々に欠けていく間に行われています。  『畑を買い足し、土壌改善に取り組んでいる。この新しい畑の若い樹から「デュック・デ・ノーヴ」というセカンドワインを始めた』  年々、彼等のワインらしい繊細さが増していて 2011 年は「エミリアン」と間違えるような完成度です。 (輸入元資料より) テイスティングコメント: 色は濁りのないパープルレッド。ブラックカラントやブルーベリー、スミレの花、インクやビターチョコレートに少し青さのある香り。味わいはレッドチェリーやカシスの赤い果実の味わいに続く程よいタンニン、酸味もしっかりと感じ、フルボディの印象ですが雑味が無く、綺麗な印象のワインです。2日目もネガティブな要素はなく、3日目くらいから酸味がタンニンを上回り、ボルドーらしさとは違いますが、まとまりが出てきた印象です。

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